終活の資格を取るならどれがいい?おすすめ6つと後悔しない選び方

終活関連

「勉強も兼ねて終活の資格を取ろうと思ったけど、似たような名前の資格が多すぎてどれがいいかわからない!」

と思っていませんか?

よく考えずに選ぶと

「期待していたものと違っていた」

「取得後に別料金が必要だった」

ということになりかねません。

結論としては、どれがいいかは資格を取って自分が何をしたいかによって変わってきます。

この記事では、おすすめの資格6つと後悔しない選び方について解説します。

終活の資格

終活の資格は主に次の6つ

資格名受講料勉強時間


終活ガイド資格
3級無料約1時間
2級5,000円約3時間
1級50,000円約1か月
終活アドバイザー39,000円約4か月

終活カウンセラー
2級16,000円1日
1級48,000円~53,000円2日
終活ライフケアプランナー29,800円~63,800円約3か月
終活ライフコーディネーター35,200円(サブスクプランあり)約1か月
終活ライフケアアドバイザー16,500円~49,500円約3週間

それぞれ順に解説していきます。

終活ガイド資格

3級2級1級
受講料無料5,000円50,000円
年会費不要不要3,300円
目的基礎知識の習得アドバイザーレベルの知識の習得あらゆる終活相談を解決できるスペシャリストを目指すこと
勉強時間約1時間(動画講座と試験)約3時間(動画講座と試験)約1か月(テキスト、動画講座、試験)
おすすめな人お試しで無料で取得したい・肩書だけでいいので、できるだけ早く安く資格を取得したい
・年会費を払いたくない
・自分のための知識としての勉強が目的
・日数をかけて学習したい
・手厚いサポートを受けてビジネスとして活動したい
・できるだけ年会費を安くおさえたい

終活ガイド資格講座の実施と資格の認定は、一般社団法人終活協議会が行っています。

3級は基礎知識の習得が目的であるため、人にアドバイスを目標とするならさらに上の級を受講することをおすすめします。

2級については、合格後に認定証が欲しい場合は申し込みをして3,000円払う必要があります。

1級は、合格すれば認定証がもらえるほか、終活協議会に入会できます。

初年度の年会費は無料ですが、次年度以降からは3,300円必要です。

会員は、終活関連のWeb資料や会員限定サイトの閲覧、セミナーの受講、専用サポートデスクの利用ができます。

終活アドバイザー

受講料39,000円
年会費6,000円 (入会は任意)
目的終活に関して適格にアドバイスを行い、総合的なライフプラン設計をサポートする専門家を目指すこと
勉強時間約4か月(テキストと講義動画、添削課題、スマホ利用のミニテスト、エンディングノート)
おすすめな人・日数をかけて学習したい
・エンディングノートの書き方を学びたい
・自分の知識のためなので、年会費は払うつもりはなく合格証だけもらえたらいい
・入会して会員同士の交流を図りたい
・入会して手厚いサポートを受けてビジネスとして活動したい

終活アドバイザーはユーキャンの通信講座で取得する資格です。

認定はNPO法人ら・し・さ終活アドバイザー協会が行っています。 

4回目の添削課題が試験となっていて、合格すればユーキャン発行の合格証がもらえます。

なお、もし不合格でも受講期間内であれば再受験可能です。

資格を認定してもらうには、終活アドバイザー協会に年会費6,000円(初回は入会費4,000円も必要)を払って会員になる必要があります。

入会は任意ですが、関連資格のなかでは年会費が一番高くなっています。

あくまで資格取得と知識の習得のみを目的とするなら、入会する必要はありません。

ですが、ビジネスとして活動したいなら協会からのサポートを受けられるので入会をおすすめします。

会員には認定証が送られ、会員限定サイトの閲覧や会員名簿へのWeb掲載、会員優待価格でのセミナー受講のサポートが受けられ、会員同士の交流の機会もあります。

会員は2年に1回の更新試験を受ける必要がありますが、更新試験の受験料は無料です。

年会費の支払い方法は、オンライン支払いか銀行振込の2種類あります。

クレジット決済限定ではないため、うっかり自動的に更新されるということはありません。

終活カウンセラー

2級1級
受講料16,000円会場受講45,000円オンライン受講50,000円いずれも別途事前審査費3,000円が必要
年会費5,000円(初回は受講料に含まれている)5,000円
目的自分の終活やエンディングノートの書き方を身に着けること他の人の終活に対応できたり、寄り添える知識を習得すること
勉強時間1日(通信講座のテキスト、動画講座、試験)2日(2日間の講習を会場かオンラインで受講、試験)
おすすめな人・会員になって終活カウンセラーという名前を重視して活動したい
・受講と試験を1日で済ませて2級を取りたい
・2級を持っていてさらに上をめざしたい
・会員になって終活カウンセラーとしてビジネスとして活動したい

終活カウンセラーは、一般社団法人終活カウンセラー協会が講座の実施と資格の認定を行っています。

2級は会場受験やZoomでの受講も可能ですが、日時や場所が指定されるため忙しい人には通信講座がおすすめです。

また、1級には以下の受講条件があります。

  • 2級を取得していること
  • 協会が開催する勉強会に年間1回以上参加していること
  • 事前審査(レポート提出)に合格していること

試験に合格すれば、終活カウンセラー協会に年会費5,000円を払って入会し、会員証がもらえます。

会員は、協会監修のWebサイト「終活相談ドットコム」に氏名の登録、勉強会の参加、自分でセミナーを開催する時のグッズ購入関連の会員限定特典があります。

しかし、会員限定サイトはないのでグッズ購入以外のサポート面については他の資格より少し物足りないと言えます。

終活ライフケアプランナー

受講料29,800円~63,800円
年会費不要
目的終活や死生観に関する基礎知識、職業能力を身に着けて終活を行う人を支援する人材の育成
勉強時間約3か月(テキストと映像教材、添削課題、エンディングノート)
おすすめな人・日数をかけて学習したい
・年会費を払いたくない
・取得後に就職や転職のサポートがほしい
・エンディングノートの書き方を学びたい
・「終末期ケア」「死生観」について深く学びたい

終活ライフケアプランナーは、キャリカレの通信講座で取得する資格です。

認定は一般財団法人日本能力開発推進協会が行っています。

受講費用はサポート期間によって異なります。

平均53,800円ですが、バレンタインや春割など季節ごとのキャンペーン期間であれば、ハガキ申込価格63,800円(サポート期間700日)のところ53%offの29,800円と、関連資格の中で一番安い価格で受講できる時もあります。

教材で学習後は、受験料5,600円を払って試験を受け、合格者には認定証が送られます。

さらに、キャリカレから就職や転職のための支援やホームページ作成のサポートが無料で受けられます。

この資格は年会費が不要ですが、取得後のサポートがあるのがうれしいポイントです。

会員限定サイト閲覧やセミナー受講等で、資格取得後にもさらに学習を継続したい場合は、終活ガイド資格1級か、終活アドバイザーを検討しましょう。

終活ライフコーディネーター

受講料教材買い切り35,200円、サブスクプラン1か月3,980円~(初回7日間は980円)
年会費不要
目的終活を通じて自分らしく生きるためのライフプラン設計をサポートできる専門家を目指す
勉強時間約1か月(ウェブ教材、試験)
おすすめな人・年会費を払いたくない
・サブスクプランでお試しで始めてみたい・できるだけ短期間で学習したい
・教材も試験もウェブですべて終わらせたい

終活ライフコーディネーターはformie(フォーミー)の通信講座で取得する資格です。

認定は一般社団法人日本能力教育促進協会が行っています。

サブスクプランを選ぶ時の注意点として、解約するとWeb教材は見られなくなることと、試験を受ける時や合格後の認定証の発行に別料金がかかることが挙げられます。

そのため、サブスクプランを選ぶ場合は受講費以外にどんな別料金がかかるかどうかも確認が必要です。

サブスクプランの場合はポイント制です。

初回7日間は980円で1,000ポイント付与され、その後1か月ごとに1,000ポイント付与されます。

付与されたポイントを使って1講座1,000ポイントで受講できます。

このほか試験受験に1,000ポイント、認定証発行に1500ポイントを消費することになります。

ポイントは6か月間有効で、毎月のサブスク料金の範囲内でポイントをためて認定証までもらう場合、初回分含めて4か月かかります。

ポイントの追加購入も可能ですが、1,000ポイントで5,500円なのでサブスクプランでポイントを貯めるほうがお得です。

合否は即日で判明し、教材買い切りで受講した合格者には後日認定証が送られます。

また、イベント開催のノウハウなどをまとめた特典教材が無料でもらえます。

終活ライフケアアドバイザー

受講料49,500円(通信講座と試験込)、16,500円(試験のみ)
年会費不要
目的終活に関わる知識を身に着けて、アドバイスした人が自分らしく生きる手伝いができるようになること
勉強時間約3週間(テキストと問題集、添削課題、試験)
おすすめな人・年会費を払いたくない
・いきなり試験を受けて資格取得費用をできるだけ安くしたい
・できるだけ短期間で取得したい
・企業の研修にも使われている通信講座で学習したい

終活ライフケアアドバイザーは、ラーキャリの通信講座で取得する資格です。

認定は一般社団法人日本技能開発協会が行っています。

ラーキャリの教材は、スキルアップを目的とした企業の研修にも使われているものです。

試験のみ受験する場合は、終活の知識がある前提になっていることをふまえておきましょう。

通信講座と試験タイプを受講の場合、添削課題は提出しなくても試験を受けることが可能で、合格者には認定証が送られます。

もし試験に不合格の場合、以下の条件に当てはまれば全額返金保証があります。

  • 申し込みコースが「講座と試験」コースであること
  • 支払いが遅延なく完了していること
  • 添削課題の提出が完了していること
  • 添削課題の得点率が20点以上であること
  • 本試験の受験を完了していること

(「資格取得安心サポート」を利用して再試験を2回受験完了し、合計で3回受験した結果が不合格となった場合)

  • 上記条件を満たしている、かつ申し込みから3か月以内

資格を取ったらできること

例として以下のようなことができます。

自分の終活準備や身の回りの人の相談やサポート

自分の終活をすることで、家族になるべく迷惑をかけないように準備ができます。

また、エンディングノートの作成アドバイスができるようになるので、身近な人の終活サポートも可能です。

さらに、自治体の窓口での手続きに同行したり、悩みに適した専門家の相談先を教示できるなど、身の回りの人の手助けをしてあげることができます。

終活関連の情報発信活動

SNSやブログを開設している人は、資格保有者として記載することでプロフィール欄をより充実させることができます。

また、資格講座のアフィリエイトや学習記録のブログを作成したり、資格の知識を活かして関連記事の執筆や監修ができると、より活動の幅が広げられます。

セカンドキャリアとして仕事ができる

保険や金融、介護、葬祭関係の仕事に就職、転職する時にアピールできたり、もともとそういった関連の仕事についているならスキルアップにもなります。

また、資格名を生かして終活のセミナー講師としての活動も可能です。

終活資格は履歴書にも記載できる

終活関連業界へ就職・転職するなら、終活関連の資格はぜひ履歴書に記載しましょう。

年会費が必要な資格をアピールするなら、入会して認定証をもらってからの方が無難です。

ただ、応募する会社の業務に関係のない民間資格は記載しない方がいいです。

いくらアピールしたいからと言って、短期間で取れる資格を書くと努力をしていない人と思われるかもしれませんし、手軽に取れる資格を書くと逆効果になるかもしれません。

しかし、資格取得に向けて頑張ったことを評価する人事担当者もいます。

その資格にかけた勉強時間や勉強方法などの努力を、会社で貢献できる強味としてアピールできるなら記載するべきです。

さいごに

候補にあげたものは、全て自宅で受験まで可能なため自分のペースで学習できます。

どの資格がいいのかは、自分が資格を取って何がしたいか、何を目的とするのかを考えることが大事です。

自分の知識や家族のサポートためなら、年会費のいらない資格をおすすめします。

しっかり勉強したいなら、安くても30,000円前後の受講料が必要です。

終活関連資格の受講料の平均は38,000円ぐらいですが、終活ライフケアプランナーのように定価63,800円でもキャンペーン割引で29,800円、とかなり安くなる資格もあります。

気になる資格が複数ある場合は、キャンペーン割引を見逃さず必ず比較しましょう。

ビジネスとして活動目的の場合、人のサポートをする上で大事なのは常に自分の知識をアップデートさせることです。

年会費の支払いは必要ですが、資格取得後も最新知識を取り入れられる環境が整っている点で、終活ガイド資格1級や終活アドバイザーはおすすめな資格と言えます。

後悔のないよう、自分の目的にあった資格を選びましょう。

タイトルとURLをコピーしました